愛知県は中日ドラゴンズのお膝元であるとともに、甲子園出場の常連である名門高校も多数見られます。このような特徴から、愛知県出身のプロ野球選手は比較的多いとされています。愛知県出身のプロ野球選手の打率に注目すると、次の3名の選手が突出しています。
まずは何といっても豊山町出身のイチローです。イチローはNPBで首位打者を7回も獲得するなど、最高の実績を持っている選手です。2017年現在のNPBでの生涯打率は.353と他を圧倒します。また、日米での通算安打数は4300本を超え、まさに安打製造機と言えます。愛知県のみならず、日本の宝ともいえる最高のバッターです。
続いてピックアップするのは、北名古屋市出身の稲葉篤紀です。日本ハムに在籍した2007年に.334をマークし、首位打者を獲得しています。NPBでの通算安打数は2167本を数え、愛知県を代表するヒットメーカーの1人と言えます。
最後に紹介するのは、一宮市出身の山内一弘です。バットコントロールに卓越したバッターで「打撃の職人」とも呼ばれるほどの名選手でした。少し時代はさかのぼりますが、1957年には打率.331をマークし、首位打者に輝きます。生涯の通算安打数は2271本を数えます。